
- 戦略構築とプロデュース
課題解決の第一歩は、戦略的発想に基づく課題の整理と解決の作戦を組み立て、実現に向けての手順を示すことにあります。当コンソーシアムは戦略構築からコンセプト提示および課題解決のプログラム・手法の全ての工程をプロデュースすることが可能です。
- ブランディング & マーケティング、コミュニケーション
マーケティングは経営そのものであり、ブランド・マネジメントはその実現への最重要施策と位置づけられます。
「マーケティングは企業や地域がグローバルな視点に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動です」(日本マーケティング協会)。
モノからコトへ、意味や情報が価値を持つ今日において、ブランディングおよびマーケティング、コミュニケーションの重要性は増すばかりです。
- プロダクト & マーチャンダイジング、デザイン
時代の変遷とともに、製品化は商品化へとその概念を変化させてきましたが、今はブランド化の時代です。モノの意味や価値は文化の視点なくして語れませんし、ライフスタイル型MDからセレクト型MDまで、従来の商品分類のいかなる枠にも収まらない感性という軸、そのバックグラウンドにある物語性が求められる時代です。
- ショップ & ストア
店舗の形態はその起源と発展の歴史により、多様な形態へと進化し今日の消費文化と都市文化を支える巨大な社会インフラを形成するに至りました。ショップ&ストアはテンポロジー未来機構の提言する「店舗学」研究の中心をなす対象であり、インターネットの急速な台頭と人口が減少する中で、今日そして未来の店舗のあり方、百貨店・SC・商店街の姿を提示していきます。
- アミューズメント&集客事業
全国のテーマパークや遊園地が、長引く不況の中でその大半が姿を消してしまった今日、装置産業としての集客事業の難しさが浮き彫りになりました。
小さな遊園地やデパートの遊戯施設、映画館などが身近にあった時代は去り、それに代ってゲームに打ち込む子供たちに、もう一度アナログな遊戯の夢を提供出来ないだろうか。また、食をテーマにした手づくり農園や体験ファームなどがブームとなる一方で、事業の継続にはやはり集客事業としての基本を押さえる事が求められます。計画から運営に至るマネジメントをサポートします。
- 建築(都市、街、住宅) & インテリア
BRICSの目覚しい台頭とともに、新たにおびただしい数の都市の建設が始まる訳ですが、世界中のシンクタンクがそのプロトタイプ・モデルとなるスマートシティ・プロジェクトに携わる一方で、膨大な都市建築群のストックを抱え、それらの再生(Recycle)・再利用(Reuse)・持続使用(Reduse)、修理・保存(Restore)を迫られる日本社会の構造的宿命と、我々の生き方そのものが問われる今日の課題に、正しく向き合う必要があります。
空間と場、記憶という時間の意味とコミュニティーの未来を真剣に考えなくてはなりません。
- ツーリズム & ホテル
ツーリズム後進国である我が国も、最近の諸外国からのエンジェルによって、ようやく観光立国に目覚めつつあるようです。「ようこそジャパン」「先客万来の首都東京」「京都に行こう」などのキャンペーンがよく知られるところですが、地方が疲弊する中でまたとない地域再生のチャンスです。高齢社会がもたらす国内需要の掘り起こしや、海外からのインバウンド需要は全国の活性化に大きく役立つことは間違いないでしょう。
装置産業・ハード重視の典型であるホテル、旅館運営にもいよいよソフトの波が押し寄せています。
- 起業 & ベンチャー
企業が一生社員の面倒を見られない時代に、また将来の成長軌道を描ききれない今日において、今後も雇用環境やビジネス環境は厳しさを増すことでしょう。
起業&ベンチャーの成功は簡単ではありませんが、既成概念にとらわれない自由で柔軟な発想と情熱こそ、この社会変革の起爆剤となるものです。
- 文化 & 芸術
芸術の偉大な価値を評価しても、その活動を支える経済環境は極めて貧困であり、芸術・文化活動と経済の両立は永遠の課題です。芸術が鑑賞するものである限り、現実社会との接点は持ち得ないのは至極当然でしょう。
世界的に増すクール・ジャパンの評価と、世界競争力において順位を落とし続ける日本ですが、改めてインタンジブル・アセット(無形資産)の価値に注目し、経済力に拮抗する文化力を花開かせる時でもあります(米国の文化産業はGDP比5%と軍需産業と比べても巨大です)。
地方・地域の個性・匠を再評価する時代において、芸術家の発想が社会のコリをとり除いてくれたらみんなが幸せです。
- 海外進出
日本経済の基本は内需型(輸出はGDP比で15%程度)であり、人口減少時代を迎え将来の需要を確保することは至難です。豊富な需要を求めて海外市場に打って出ることが避けられない今日の多様な課題に取り組んでいきます。
- IT & インターネット
クラウドサービス、電子タブレット、SNSなどが注目を集める昨今、メディアとコミュニケーションの環境は大きく変貌を遂げつつあります。こうした新しい潮流と向き合い、戦略的にその恩恵をどのように味方に付け、技術革新やデバイスの進歩とコストパフォーマンスとの折り合いをどこに求めたら良いのか、ナレッジなくして事業の航海は困難を極める時代です。
- 環境、健康・介護、ユニバーサル・デザイン
一方、サスティナブルな環境社会をめざして多くの試みが提示される今日、環境コンシャスな社会と健康づくりのための予防社会をどのように構築していくべきなのか。高齢社会がもたらす社会保障の高負担や介護社会をどのようにマネジメントしたらよいのか。ユニバーサル・デザインが当たり前の社会はいつになったらやって来るのか、成熟社会は名ばかりでしょうか。次世代への引継ぎを含めて課題は山積しています。